詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
鼓笛隊日は燦々と降り注ぎ落とす子あれば先生拾う
13
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ラベンダー
根暗ゆえ 陰気なうたを 詠みそうに なるのを避ける 吾ここにおり
20
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滝川昌之
台風を何度も耐える空蝉に地上にひらく泰然をみる
26
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へし切
山鳥毛 もののふの見し夢の跡 重花丁子に辿るいにしへ
25
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ながさき
現状に 甘んじ生きる 楽とるか 労苦の多い 道を選ぶか?
23
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詠み人知らず
海深み人もすさめぬクマムシし 往ぬも能はぬ いささ身うれむそ
16
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灰色猫
今もなお片恋のまま人類は月の秘密を見つめ続ける
24
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灰色猫
輪の中にいないと人は駄目になる甘美な死へと堕ちてしまうの
21
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詠み人知らず
サラダ付き銀座カリーにヨーグルト ブラックサンダー食みたる昼餉
17
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詠み人知らず
ゴミとなる伊藤真の肢別本 憲法刑法行政法民法商法刑訴に民訴
13
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inosann
「落ち込んでいるんですか?」と問う医師に「これが普通です」と答えるしかなく
20
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ながさき
死ぬことも 方便なりと 説く仏 不思議な智慧か 生命科学か
15
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夢士
つゆ草の一つ咲く花朝の露リリリッ。リリリッ。と一人鳴く虫
20
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へし切
前の原 枯れても小池の周りには 花咲き あべ野に秋風ぞ吹く
22
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夢士
あべ川の落ち行く先の鴨の池秋の風吹き枯れ尾花揺れ
16
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へし切
月白に浮かぶ三日月さびしげに俺もお前もいつも独りぼっちで
24
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滝川昌之
いつまでも世話が焼けると言いながら近い巣立ちを知っている妻
25
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秋日好
せつなさは顎を震わせ羨望は子宮が跳ねる 心脱がされ
16
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関山里桜
雪の野を一人ながめし寂しさよ返り見すれど友おらずして
17
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灰色猫
いつ帰宅してもいいよう君の部屋ずっと時計を止めておくから
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