詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
リクシアナ
見返ればいつかそぐわぬ姿見の帯の茜をきょう封じおり
20
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藍子
ランドセル黄色いカバーの一年生帰宅の途中無心に遊ぶ
27
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桐生賄
休みだし ゴロゴロゴロと してたいな そんなわけにも いかないけどね
20
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みやこうまし
父母送り妻をも送り葬祭の責を終えたり 後は息子に
19
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紫草
袂には百合の花粉がついてきて永久の別れの現を悟る
20
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ながさき
大海の 波に漂ふ 栴檀の 浮き木に出逢ふ 一眼の亀
34
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滝川昌之
梅雨晴れにランチで涼をとる人のカラカラカランと薄まるグラス
23
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詠み人知らず
夕されば 風生温く 鈍色の 遠き雲間に 驟雨見えけり
20
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詠み人知らず
強き日射しに草むしり 汗零すデコに 手ぬぐい捻りて巻きけむ
12
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詠み人知らず
教官に坂道発進褒められて ドライブ気分の路上教習
22
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詠み人知らず
唇を微かに辿る指先に 吐息震ひて小さく噛めり
15
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灰色猫
恋知らぬ雌鶏だちはひたすらに無精の卵を生産しをり
20
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灰色猫
沢山の本に囲まれ育つ子はいつか宇宙へゆくのでしょうね
22
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灰色猫
恵まれた国家に生まれ恵まれた教育を受け死ねるということ
18
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灰色猫
砂浜に打ち上げられし廃船の方位磁針はいまでも海を
26
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灰色猫
ほの甘く果汁滴る梨の実を食めば真夏の追憶の海
27
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まあさ
どことなく 下弦の月も 所在なげ 梅雨晴れ続く 六月の空
25
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inosann
留まらぬ 娘夫婦の口論を「アハハ」と笑う義母の記憶は
24
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葱りんと
幸せな 生活なんて 簡単に 言える生き方 誰もしてない
17
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石川順一
でかい蚊がタオルケットの上で死ぬ我が目の悪魔ここに墜落
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