詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
待ちわたる春は名のみに風寒えて雪気に曇る小夜の月かな
23
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石川順一
ジョギングはコスプレ参加者多かりき跨線橋では声援多し
15
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林林
明日への支度体が動かずに頭の中だけ煮えたぎっている
19
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林林
生きている起きているただそれだけで身体は必死に戦っている
20
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月虹
悩みとふ果てしのないもの降り続く雪は幾度も積もりて消える
46
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へし切
満ち欠けの月を眺めて ふと思ふ そうさ僕らは完璧じゃない
23
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秋日好
午後三時起床というこの自堕落な反社会的生物の名を
11
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秋日好
百首もの短歌でできた話ありプロットの中浮かぶ歌あり
11
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石川順一
ホテルまで遠くて安くできるのか鬼の階段吹雪かれて行く
14
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吉野 鮎
蜘蛛の絲一條に身は括られて巣網の意匠雪あかりに冴ゆ
17
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滝川昌之
飛びたくて飛びたくているいつの間に親より高く飛ぶ羽を得て
22
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恣翁
道場に 雑巾掛けせし跡 直に 霜と残れる寒稽古かな
22
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へし切
寂しさにこころの雪は解けのこり人の温もり恋しき冬日
23
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石川順一
家を出て直ぐに消防サイレンが遠くの方で鳴り渡り行く
10
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滝川昌之
凍て雲が覆って消した街の色ぽつりポツリと灯く梅の朱
21
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水月
寝乱れし髪とかす朝眩しくて夢さめゆくも憎めぬ寝顔
13
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夢士
階段の上りと下り鉢合わせ上りの吾が路譲りやる
16
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滝川昌之
給水のランプが点いて停止する加湿器を見る老いの早朝
20
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へし切
原発が安全なんて 信じない 何がおこるか 分からぬ災害
17
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石川順一
暖房を消し忘れたり真夜中はノルマノルマの抑圧がある
14
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