くららのお気に入りの歌一覧
河のほとり
水潜る岩根こごしき谷川の果てしも知れぬ物をこそ思へ
15
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たけくらべ
夏色に染むる乙女の夕まぐれ湧き立つ雲も紅く照り映ゆ
15
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へし切
夕べには萎れて散らふ命とて木槿の花は凛と咲きけり
21
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たけくらべ
夏の夜の秘めたる恋をわびぬればひそやかに咲く梔子の花
21
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へし切
浮き舟に波間ただよふ吾が身かな寄る港なく漕ぐ櫂もなし
31
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たけくらべ
甘夏を剥けば思ひ出ほとばしる瀬戸の夕陽と笑顔の君の
20
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恣翁
客帰り 空しき部屋に 酒尽きて 夜風入るれば 月ぞ訪ひける
24
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麻
夏ふかみ言の葉しげき恋文のその下かげをかよふ涼風
20
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詠み人知らず
曇天にそれでも灼けたアスファルト 熱風纏い 動かぬ思考
22
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林林
初蝉やてっぺんまで咲く立葵縁側に座しスイカ頬張る
26
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林林
「無事帰り着いた?よかったじゃあバイバイ」ありがと聞かず電話は切れて
22
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いわなおいびと
飲みすぎてろれつ回らぬ客二人話は会社と女房の苦情
2
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いわなおいびと
酔客の批判聞き飽き居酒屋を出ずれば路地に百合の香ただよう
9
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いわなおいびと
人は皆失敗をする権利持つ反省という義務伴いて
5
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たけくらべ
炎天の空を仰げば夏雲は巌の如くそびえ立ちけり
20
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へし切
あどけなき天使のごとき孫の顔幾たび見ても飽きぬものかな
26
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林林
赤紫蘇に心打ち明け梅の実は柔らかき頬紅く染まりぬ
25
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たけくらべ
とこしへと思へし末の契りさへ夢かうつつか君は去りなむ
18
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たけくらべ
夕されば風止まるなり汗ばみて氣だるき時に初蝉の声
21
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たけくらべ
今宵こそ恋ふる蛍の灯のもとに君に伝へむ燃ゆる想ひを
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