村上 喬のお気に入りの歌一覧
みろり
駅前に広がる地図は今どこにいればいいのか書かれていない
6
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みろり
シャボン玉こわす遊びに熱心なあなたのために生むシャボン玉
10
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こぐまじゅんこ
義父をのせ車いす押して歩いてる「元気になあれ」と心でつぶやく
7
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リクシアナ
シナリオの行間にある昼下がり繋がる言葉みつからなくて
10
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詠み人知らず
熊みたい大きな父が泣いたのは 婆ちゃんの寝る 棺桶のまえ
27
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灰色猫
繋ぐ手の 温もり残る なごり雪 冷めないように ポッケに隠す
40
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へし切
冬枯れの月の光は青白く憂き世のひとのこころを映す
24
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本能寺
月明かり 受けて輝く南天の 赤さに映える しらゆきの庭
24
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林林
さんかくの いちごのあめの かおりする むすめのうたは はぁとのおんぷ
25
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野々花
唇にわずかに残る口紅を拭き取る夜に溶けゆく孤独
14
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月虹
ワイファイが空駆け巡るこの星に繋がれている我の指先
27
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コーヤ
静かなる庭に飛び来る雀らの紅き実揺する音爽やかで
26
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あふひ*・○・*
平泳ぎしながら覗く青空は子供の頃ときっとおんなじ
18
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只野ハル
止めどなく雲が千切れて落ちてくる地に降り積もる雲を踏み行く
14
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詠み人知らず
マジックで名前を書いた筆箱を 捨てられないで いつも見ている
17
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ゆりこ
嗚呼なぜにこうも愛とは残酷かひとつ亀裂に呑み込まれてく
12
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矢車菊
透明な音楽のやうにわたくしの傷に触れきしきみの指先
19
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みやこうまし
継続は力ならんと心得て二十年過ぎぬ我が歌の道
20
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へし切
詠む和歌の言葉の変換ミスをして拍手を得ては後の祭りと
19
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恣翁
青白き海底に似たる雪道に 夜汽車のごとく 瀬の響きたり
24
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