白亜のお気に入りの歌一覧
恣翁
揺り椅子に凭れ 窓辺に夜明け待つ 小雨降りしを 雀鳴かじや
28
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たんぽぽすずめ。
ほんのりと姉妹はともに頬染めて酔ってる如き瓜二つかな
13
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桜園
刈田にはまだ生き物のいるらしく青鷺一羽ゆくり足落とす
15
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三沢左右
おほどけき日の果てしのち、微笑すな 遠き人らの声の苛立ち
6
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三沢左右
糸つむぐ指さき赤く染むなれば月を指すべしその指もて
4
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三沢左右
秋の夜おぼろの雲のトレス紙をかけたる月を指もてなぞる
11
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三沢左右
台風の後の黙に月あらで黒き人らの靴音響く
3
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浅草大将
夜の雨が我を打つとき天上のショパンよ弾くなあのエチュードを
11
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桜園
匂いくる金木犀の甘き香に友と振りむけば小花咲きそむ
14
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恣翁
在らませば 秋をし浴びて 澄むならし水を 遍く月照らさまし
18
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ケンイチ
待つ人も別れを告ぐる人もなき町に触れ合ふ秋の風かな
7
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聴雨
おほらかに背を抱かるる心地してふと眺むればやはらかき闇
15
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聴雨
風のなか流れゆきたる日常を歌と云ふ名の付箋で誌す
14
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聴雨
面影の心の其処にある如くほの白きかな蕎麦の花畑
6
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みやこうまし
植物園一足入れば鶏頭が赤きとさかを連ねて待てり
11
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向日葵
おぼろげな記憶を辿り柔らかな背を擦りつつ唄うメロディー
7
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向日葵
明け方の授乳を終えて訪れる自由と言うには足りない時間
10
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恣翁
月のなき初秋の夜の桟橋で 海峡渡る風に吹かれむ
29
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ふきのとう
そこはかと金木犀は風にのりああ秋ですねと吾に教らむ
11
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ケンイチ
吹く風の寂しさを身に蓄えて空となりたし遥か来し方
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