猿ノ丞狂介のお気に入りの歌一覧
狭霧
我が浅き心咎むな深見草徒と知りつつ摘みてしものを
6
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狭霧
薄鈍に雲井は暗み風は荒れさても惑えるさみだれの月
12
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狭霧
日輪に並ぶ奇しき幻日に心忙しく明日を占う
6
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狭霧
草深み露ぞ知らざる暁の袖も別れに濡れそぼつべし
5
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狭霧
朝もやの消え残れると見し谷は白雲木の盛りなりけり
7
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狭霧
紗合わせの袂涼しき皐月晴れに花を慕いて山野巡りぬ
15
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あどりあん
春雨は大地よろこぶ恵みなれど映る目かなし我が心模様
5
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狭霧
朝くればそこはかとなくささくれて肩落としたる主帰宅す
5
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狭霧
この春を今宵見納め散るとても悔いぬ万朶の花の宴かな
10
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狭霧
主ゆき長く戻らぬ厠たづね迎えに行かむうるさけれども
3
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狭霧
群青を鋭利に裂きて鮮やかに白木蓮は天に咲きおり
15
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狭霧
花愛ずる人も験もあらなくにただに咲き散る深山桜は
9
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狭霧
花魁もかくやと眺む花風情枝垂桜に勝れるは無し
6
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狭霧
匂やかな妹が御髪に散りそめし花逝く春の夜こそ惜しけれ
7
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さる
花咲きぬ鳥謳ふなり春盛り 東北はまだ冬最中なり
4
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弦跳
冬なればふくれ面なり群雀 春至りなば千代千代となむ
9
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狭霧
世を憂しと思えば浅き心かな羽根の衾に夢見つる身を
5
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狭霧
黄昏の日向水木の花陰の仄明るみに蝶はやすらう
10
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狭霧
月影は卯月の空に変わらねど変わり果てぬる吾が棲処かな
5
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狭霧
食ったと言うに食わぬとぬかしてキリは無し疲れて早気は億劫なりけり
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