おおしまゆきこのお気に入りの歌一覧
どるちぇ
もうとうに失くした羽が痛む朝 あなたも泣いているのでしょうか
20
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たんぽぽすずめ。
もう一度記憶をくべて小さき火へ暖とるように歌いたきかな
13
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聴雨
うたた寝の耳にさやかなあま音に君が手枕思ふて二度寝
11
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どるちぇ
雪です と打ったメールは送れずに携帯のなか積もりゆく 好き
111
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聴雨
やはらかき弥勒菩薩の指先に似かよふ花にこぬか雨降る
19
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詠み人知らず
真っ直ぐに伸びゆく枝の先々に小さな恋を実らす桜桃
26
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薫智
「さよなら」とおわりの言葉告げるよう絡めた指がほどかれていく
23
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あまおう
このところ賞味期限は愉しくてやたらに僕の誕生日です
23
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falcon
はがくれに春のかたみのいろそへて熟るる初夏の実おもかげにほふ
17
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聴雨
くちなしの香に誘はれて訪ぬれば夜目にも白し絹の花影
16
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桜園
去年の冬かれし蘭の鉢植えに新芽伸びたり命きらめく
16
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あまおう
から梅雨に寄り添うはずの雨傘が無くて恋しいきみの手のひら
24
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紫草
ねむの木の木陰に棲みし鬼の子の花の咲く日の優しき眼
18
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みやこうまし
彩々に花色つけし紫陽花の露に光れり雲割れし空
16
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聴雨
つばくらめ軒を仮寝の宿として羽繕ひてふたたび出でむ
20
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小林道憲
ひとり咲く紫陽花の微笑愛でながら 病養う長雨の日々
21
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光源氏
さめざめと鳴くは小枝のほととぎすあはれを誘ふ笛の調べに
17
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もなca
忘れえぬ人の静かなおもかげを湛え今年も紫陽花の咲く
32
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聴雨
鈍いろの雨ひと色に降り頻る庭に紅さすたちあふひかな
12
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山本克夫
指切りをした頃だろう風の音なつかしいのは頬のふれかた
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