半格斎のお気に入りの歌一覧
千映
紅葉の終わりし山の色々に和名の色と出会えた気がする
15
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千野鶴子
「こっち見て」私の顔に両手添え捧げ持つよな手つきの貴方
10
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千野鶴子
雪の朝厚着の子供ら登校す色とりどりのふくら雀よ
12
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灰色猫
押し花を君が愛した一遍の詩集のページに眠らせておく
24
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結花
夕燒けが梢の先の木守りを赤く照らして小鳥を誘ふ
7
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九條千鶴
色硝子が砕けたようにキラキラと光輝く秋の露草
7
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ラベンダー
言葉では 表現出来ぬ 魂の 鼓動を紡ぐ ショパンのワルツ
25
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千映
四十年共に暮らした紅葉の木切った庭には新風が吹く
15
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秋日好
痩せ衰え胸に手を当て涙ぐむ夫の姿を夢に見た朝
18
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リクシアナ
霜の経 緯は常緑 北の峰 月の吐息も綾織りの冬
26
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只野ハル
訪う人の絶えて久しい山里の泉は今も枯れんと流れ
13
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矢車菊
カーテンが光のほうへふくらんだ あなたが行ってしまう気がした
23
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灰色猫
永遠を願った王の古墳には刹那に散りゆく花が乱れて
19
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灰色猫
処女歌集一冊残して旅立った君の居場所を本棚に作る
22
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詠み人知らず
もみじ葉よ 散りかひくもれ 袖つぎし君 帰りゆく道まがふがに
13
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び わ
介護されすいませんとの言葉ありいずれ我が身もたどる道かも
8
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滝川昌之
冠雪もなき稜線はぼんやりと穏やか過ぎる冬のはじまり
31
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詠み人知らず
敷石にタンポポが咲くレールには一両きりの列車が走る
7
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芳立
くれなゐのかぎりに落ちて吹かれゆく葉の音きけば冬きたるなり
10
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葱りんと
夜遅く 家計簿つける 我の背は 包丁研いでる 山姥に似て
18
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