夢士のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
寝返りて触れし空虚に夢うつつ 温き感触 片手が探る
16
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へし切
君いないことの淋しさ流せぬか空を見上げば春時雨ふる
29
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桜園
過去のごときれいに咲かねど今年咲く藤をよしとし友と愛でたり
16
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南美帆
昼下がり黄色い帽子の道草はナズナ、タンポポ、カラスノエンドウ
11
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詠み人知らず
鯉のぼり見上げし子等は指を差しメザシみたいとはしゃいで居りぬ
12
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詠み人知らず
見る人もなき禅寺のつつじ花なほあてやかに伊勢は老いけむ
13
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只野ハル
カーテン越しに聞こえくる雨音がひとりの部屋を涙で濡らす
4
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紫草
冷や酒は好みの杯でなみなみと肴は蕗の佃煮がいい
21
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南美帆
花水木ひとり涙をこらえつつサヨナラさえも言えなかったね
8
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詠み人知らず
この風は水と草との薫りあり 速度を上げて多く摂り込め
12
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へし切
名にし負ふ文字の意味さへ紛ふよな利権、利権と虚しく聞こゆ
14
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詠み人知らず
病みやつれはてたるすがたなげきつつ鏡にむかひ化粧せし母
4
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片井俊二
春の陽に静かにねむる球体は風のいざない待つわたぼうし
5
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詠み人知らず
この瞳映る悲しみ秘めれども気づきし人は優しき人と
6
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横雲
盆栽の藤の花房重なるをせつなしとみて触れ整へり
3
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南美帆
日曜の雨は憂鬱ヤル気なし授業するのも大変なんだよ
4
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朝がお
一歩一〇秒二歩三〇秒時は止まり老いたる母に季節も止まる
10
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詠み人知らず
音もなく降りみ降らずみ庭の緑潤してゆく穀雨の午後を
7
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片井俊二
桜葉をひとひら摘みて老人は我が子のように差し出す犬に
5
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桜園
チューリップにうめつくされし絨毯のごとき畑に歓声あげし
8
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