夢士のお気に入りの歌一覧
恣翁
野茨の香りは 霧に湿りたる棘に絡むがに 消え残りけり
39
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日向猫
澄みきった素直な瞳が見るものは未来に向けて拓かれた道
33
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みなま
弦をおさえる筋トレやったと親指の付け根の丘を自慢する君
6
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みなま
懐かしい献立並ぶ食卓に「いいね!」をもらう君はなくとも
15
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みなま
受話器から届くあなたの歌声に永遠をみたの昔々に
22
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へし切
風薫る五月の鯉の吹き流しそんな心で浮き世を生きる
29
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河のほとり
夏くれば草葉を茂みかりそめに風の宿ればそよぎたるかな
5
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芳立
あらたしき路もしるべも尋ねせむ八千代かはらぬ山し登らば
3
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美津村
雨のあと俄かにさしくる日の光道に畑に湯気たち始む
6
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美津村
乾ききる畑土潤すにわか雨雨の匂いに心ほぐるる
13
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詠み人知らず
名を呼べど犬の姿は見えなくて柱に鎖の傷だけ残れり
7
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紫草
客人の白い自動車狙いしかただいたずら散る春落ち葉
26
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桜園
姑ににあいしセーターをプレゼント少しはやい母の日のため
24
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詠み人知らず
来ぬひとをまつの花咲く春の野にくるりくるくる一輪車の子
3
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詠み人知らず
天空の高みより雨降るごとく不可視の雲雀さへづりやまず
6
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詠み人知らず
繚乱と滝さながらにしだれ咲く木香薔薇の春惜しみつつ
4
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みやこうまし
コオロギの鳴く声悲し久々に 検索をしてその声を聴く
18
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美津村
背を丸め出窓に眠る白猫も夕焼け浴びてあたたかく見ゆ
12
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美津村
遅れがちの妻を返り見かへり見つつ春の野道を散歩するふたり
29
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美津村
皿の上の最後の一つを譲り合ひ互ひに老いたり妻としずかに
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