夢士のお気に入りの歌一覧
只野ハル
花溢る季節になれどモノクロの日々を送りぬ閉じられた窓
8
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只野ハル
昼間でも秒針の音耳に付く隣の部屋で父の伏せれば
16
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朝がお
空白のささやく清虚に紅布して光陰射れば心華散る
8
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南美帆
仕舞い湯で菖蒲の葉片摘みつつまっすぐ育て青い葉薫る
7
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みなま
皇女に導かれゆく紫香楽の山の奥なる御仏たずね
9
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みなま
クローバー花束にして香に酔えばひとつひとつの花の愛しさよ
11
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詠み人知らず
急がずに早くおいでという人と 同じ思いに胸が壊れる
15
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詠み人知らず
君が泣き飼うことにしたミニうさぎ 生きた証を敷居に刻み
23
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灰色猫
傷だらけ 手垢で汚れた リルケの詩集 青春だった 愛しい詩篇
11
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詠み人知らず
だらだらと意識ゆるゆる連休の成果がみえたキツいスカート
13
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日向猫
暦にははや夏の字が躍れども五月は薔薇の香りに包まれ
27
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へし切
五月雨そぼ降る街の並木道若葉茂りて生気の満つる
23
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へし切
うたのわで拍手受くるは嬉しいと素直な思ひで歌を詠みたき
55
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南美帆
両親と息子と娘、私こそホットプレート焼き肉奉行
8
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詠み人知らず
うすれゆくみどりは雨にあさなあさな白あぢさゐの面輪満りつつ
16
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美津村
麦畑の麦なびかせて吹く風の形やさしき夕べとなりぬ
28
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へし切
恋人に逢いたい時は理由などある筈もなく無性に逢いたい
56
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へし切
手のひらを丸めてつつむ幸せを逃がさないでとはにかみて咲く
24
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詠み人知らず
さみどりをおしなべいよよ青嵐あらあらしくも夏さりにけり
15
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詠み人知らず
河川歩道冬戻りして落ちる雨 アマチュア走者顔を歪める
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