夢士のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
閉塞の街から逃れ御所に来て 心のねぐらを鳥と巣作くり
15
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ほの香
胸中に卯浪寄せては東風も吹く望郷の伊勢の汀清く在り
6
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ほの香
自然界 摩、魅、霧、瑪 むらさきいろの華みどりに溶けず懸想が尖る
13
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ほの香
触れもせで日暮れに迫る柑橘の熟れし匂ひに孤燈包まる
12
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桜園
久々に亡母の話を友として母思い出し涙あふれぬ
17
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只野ハル
リュック背に投稿する児ら追い越して母をデイに送って行く
3
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只野ハル
待ち合いでクロスワードを読む妻に夫は答う其を聞き和む
3
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小林道憲
山鳥は木の間隠れに語りたり 移る陽射しものびやかにして
13
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詠み人知らず
玉葱と馬鈴薯を煮る匂いする 何ができるか母さん次第
20
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日向猫
いつの間に陽射しは武器に変わるのか朧な春を置き去りにして
30
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海の月
手の中の小さきカメラは種のごと花開くよに新世界写す
4
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あかる
清流にすくった稚魚を放すよに 君の遺した思い出を詠む
7
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詠み人知らず
あをによし奈良公園の鹿の角の和毛のごとくやはらかに生く
4
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詠み人知らず
鎌倉の灯ともし頃の木暗がり水木の花をしたひてあゆむ
10
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へし切
弱虫もいじけた虫もみな宿るこころが病めば悪戯をする
21
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みなま
花咲けば交わした会話よみがえるガブリエルのバラ不意に揺らいで
11
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海の月
牡丹咲く花びら日ごとにほころびて花芯奥まで風孕みけり
10
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詠み人知らず
けだるげに列車が風を叩いてく 人は無口に通り過ぎゆく
15
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美津村
日の暮れていまだ帰らぬ妻を待つ幼き日母を待ちたるやうに
33
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恣翁
蝙蝠の群れ羽搏きて 日の暮れの青磁の空に 罅入るめり
30
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