夢士のお気に入りの歌一覧
美津村
「人間の一生なんて」と言ひかけていまはの母のなに思ひけむ
11
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美津村
声ほそくなにか呟きたる妻に問ひ返すも憂き一日の終り
13
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紹益
風薫る 緑の中の 教会で 口付け交わす 若いお二人
14
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みなま
プルタブを開けておもむろ墓石に僧侶は注ぐ五月晴れの下
10
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水ノ衣
ほろほろと崩れいくは祖母の味手作り素朴な焼き菓子なり
19
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詠み人知らず
知り初めてひと月すぎて家さがす 孕ませしかと怪しまれつつ
6
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みなま
あなたから届く生きろのメッセージつばめの番せわしない空
13
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詠み人知らず
風交じり雨降る夜をくるぶしまで水につかりて子と歩みけり
4
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詠み人知らず
二人分つましき膳をととのへて指輪交しき婚姻の夜
5
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みやこうまし
新緑の背伸びしはじめ 若き芽の親木越さんと先秀を目指す
17
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日向猫
母の日は姑優先 実母には前倒しにてこっそりサービス
25
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みなま
ばらは咲きいちご実れるこんなにも美しき季節の今日一周忌
24
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へし切
花咲けば散りゆく季節を哀しみてひとを恋ふれば別れに惑ふ
27
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あかる
うすべにの花びら散りて若葉萌ゆ めぐる息吹は我の背をおす
3
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紫草
夕闇に身をのり出して覗きみる鏡のなかに立ちつくす父
16
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詠み人知らず
今はもう父の記憶も薄れゆき夢の中にて逢えば若かり
14
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桜園
亡き母の形見のかきつばたさく庭を隣の主人がきれいとのぞく
15
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芳立
立ち出でていづれの花や青葉やと歩きまどはな風薫るころ
14
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灰色猫
行かないで 別れを惜しむかの如く 光る若草 素足に触れゆく
13
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芳立
すまれずは濁りの池のはちすこそ恥ぢずもあらめたのみある身は
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