詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
千映
剥ぎ取られ行き場のない土黒色の袋破れる怖さ潜んで
11
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KEN
行く水の黒瀬に惑ふ花筏照らし宥めて月讀の露
13
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煩悩
飛ぶことも溺れることもあきらめたあめんぼに夕立の話を聞かせる
7
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詠み人知らず
柱組む槌音いくつも響かせつ 匠の声も空に抜けゆく
14
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詠み人知らず
目の前に圧迫感ずる家建ちて 天の光も青も失せにき
12
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夢士
風きよく青葉そよぎて山笑ふ奥多摩の道に山藤みあぐ
13
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へし切
いたづらに齢ばかりをかさねては何がめでたい誕生日かな
17
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滝川昌之
連休の分まで届く大量のヤクルトを見て踊る大腸
16
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灰色猫
楽園の太陽みたいな旋律に包まれひとり眠りへ落ちる
19
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横井 信
天空を駆ける光のスピードで闇に溶けゆくひらめき一つ
13
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石川順一
撮影は植物だけでは無いのです犬ふぐり空き缶ごみを撮影して居る
11
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石川順一
枯葉舞う北風生じる今日の日に私は一気に大きな手を得る
10
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煩悩
つつがなく茜を終えた一日をどんなに追いかけて行きたかったろう
11
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詠み人知らず
双六の「ふりだしにもどれ」は名言と還暦過ぎてしみじみ想う
10
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KEN
手兒奈摘む射干の色さへ尚眩し雨の洗ひし風吹き渡り
10
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横井 信
八基あるエレベーターに待たされる ランチに向かう人に溢れて
10
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詠み人知らず
無意識の熾烈なる男は誰も解されぬ女の抑圧の反動なるかも
6
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詠み人知らず
コンビニで頻りに見かくる年配は おひとりさまの輩なれや
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へし切
嬉しきも憂きも思ひを言の葉にすれども侘し声なき宿は
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コタロー
青空を飛行機雲がゆつくりと白い鋏で切り裂ゐて行く
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