コタローのお気に入りの歌一覧
夕夏
ちゅうこくでぞっこくとしたりゆうとはしんらいおけぬくにのなりたち
3
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夕夏
あつすぎてむしやはちたちにわさきによりつきもせずやまにこもるや
5
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可不可
愚痴きいて愚痴きいて愚痴きいて グラスの中は唯の色水
8
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滝川昌之
茶の間へと団扇で友が招き入れビール飲むかと指す冷蔵庫
15
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詠み人知らず
澄わたる夜空は秋へ誘ひをり 故郷の空銀河くつきり
9
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詠み人知らず
水やりの花壇の花もしおれ気味フェンスに絡む朝顔の蔓
11
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詠み人知らず
香港の夜の競馬場今もなおエメラルドグリーン鮮やかであれ
13
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詠み人知らず
話しあい思い遣りあい解りあいお隣同士は誠と愛と
11
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詠み人知らず
彼の辞書に貧という文字見あたらぬ富豪議員ら牛耳る永田町
14
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詠み人知らず
立ち込める暗雲なおも黒々と近くて遠き隣人の壁
13
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詠み人知らず
チャイム音すれどそのまま出て行けぬ猛暑日午後はお昼寝タイム
12
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松本直哉
添へられしやさしき祖父の手の記憶はじめて鋸をもつをさなごに
9
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松本直哉
しばしとてたちどまりつる夏木立英霊といふことばがきらひ
5
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松本直哉
夏のやま飛行機墜ちて飛行機のかたちにもえて夏のやま哭く
6
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松本直哉
まさをなる空よりせみのしぐれ降る夏たけなはとなりにけるかな
7
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松本直哉
小児科と内科のあはひかるく病む吾子とあゆめば片陰の濃き
4
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可不可
主もろとも絶たれた店の名 ともされて滲む宵闇
5
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芳立
薄衣の隔つるふたり狂はせてまだ灼きやまぬ日ざかりのころ
5
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うすべに
八朔のだらりの帯もゆらゆらと 都大路にかげろう揺れる
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ぽぴちゃん
見つめあうガラスの向こう幼子は数時間前産まれたばかり
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