滝川昌之のお気に入りの歌一覧
KEN
窓いつぱい 北の十字の 明かり滿ち ハルレヤの聲 キラキラと散る
10
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KEN
行く先を 心で決めた 友逹が 微笑みかける 夜汽車の座席
9
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千映
少しずつ片づけが済む母のもの「ごめんね」という重い言の葉
14
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へし切
床に伏し ひと日を過ごす悲しさよ 老い身に応ふ 梅雨寒の空
17
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横井 信
積み上がるビルを遠目にまだ青い果実が揺れる単線の駅
12
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つばす
頰たたく雨の向こうに夕焼けが しばしの雨だれ聞くのも楽し
5
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コタロー
新緑の中の會社の晝休みテニスボールが打たれて彈む
6
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可不可
ペダル踏み曲げ伸ばす脚こんなにも自分の体重が愛ほしいとは
9
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煩悩
肉片が飛び散る映画から目が離せずに嗚呼人間なんだな
8
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吉野 鮎
梅雨はれ間楡の高枝に初蜩の一つ聲して七月の夏
13
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秋日好
半歩ずつ自分の世界へ引いて行く君の意識を繋ぎとめたい
12
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秋日好
四十八組みつ解れつ盤の上香車の突きに桂馬の渡り
14
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桜田 武
殺伐とした事件沸く都会の砂漠温かき下町はいずこ
6
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桜田 武
旅終えて戻る日常に安堵感旅もよし平凡な日々もよし
5
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桜田 武
愛犬の遺影を見れば蘇える二人と一匹寄り添う車旅
7
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び わ
パソコンの電源ボタン押してハイ今日の始まりあれやこれやと
5
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へし切
しのぶれど朝に君の影したひ夕べに君の夢路を通ふ
17
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可不可
梅雨寒は毛布かけて朝寝坊 ぜんぶ脱いでも寝苦しい熱帯夜
7
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KEN
たましひと いのちの境 丘の驛 子供に戻り 汽車へ乘り込む
11
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横井 信
見上げれば雲間にのぞく月明かりふらつき歩く僕を見ている
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