詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
菜の花の涙がたまる器へと夏のオリーブぶっかけてやる
21
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横井 信
昼下がり日差し溢れる道渡る亀と目が合うゆっくり行こう
11
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横井 信
柔らかく僕の背中を押す風は対岸の花 ゆらして消えた
15
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へし切
たくましく路のをちこち雑草の心根やはある老いの残り日
22
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滝川昌之
美化された昔の恋は水割りの氷くらいの輝きがいい
23
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煩悩
歩きつつ演奏しつつ八月のポプラ並木をすべて叩き折る
6
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夢士
天空の月と星とのランデブー窓辺に一人見上ぐる深夜
14
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詠み人知らず
カレンダー幾つ捲らば春や来む 君のこころに 御子のこころに
7
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詠み人知らず
邪気の無い ちびっ子の謝意に照れました ほっぺにくれたキスのおまけに
11
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詠み人知らず
パパ、パパと 纏ふ幼子あしらふは 翼の中に遊ばかすめり
9
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KEN
春雪崩尾根へ響けば花震へカモシカ振り向く會津の深山
7
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横井 信
水を引く田んぼの隅の草むらを僕が過ぎると蝶は飛び立つ
9
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横井 信
子供らが遊具で遊ぶ声を聞き僕は休もう木陰のベンチ
13
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石川順一
目覚めれば大きな音が南から聞こえて来るよしばらく動けず
10
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石川順一
汗まみれ衣替えしたパジャマかな膝が切れて居る長ズボンかな
14
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煩悩
ねばつく樹液にまみれた私を救わんとする異国のカブト虫
10
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夢士
満月や今宵のショーの見どころは大接近する月と木星
14
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滝川昌之
気の早い初夏の日差しをたしなめる風が火照った若葉冷まして
20
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へし切
まだ四月 なれど日差しは照り付けて 衣かへたり夏はきにけり
14
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KEN
みちのくの山萌え登り青霞峰の白雪浮舟の如
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