秋日好のお気に入りの歌一覧
片井俊二
秋風が隙間を埋める僕たちの方程式の持つ虚数解
5
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美津村
軒々に簾のごとく柿吊るし明るき村にも廃屋めだつ
9
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松本直哉
はつふゆのそらあをあをとすみわたり植木屋の鋏かすかにきこゆ
4
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水海はるこ
「さびしい」の三歩手前にとどまって気づいてくれるのずっと待ってる
4
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月虹
温もりを与える為に平熱は少し高めのまま秋を越す
27
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悠々
教会の白山茶花の花びらがほろほろと散る罪の重さよ
18
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由縁
ショーケース昭和の姿のこす店 煎餅入れた袋に残り香
3
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都詩
すべき事を次々片付け我ながらやるじゃないのとコーヒー入れる
16
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ながさき
星々の 輝く夜は 星々と 今日を語りて 静かに眠る
27
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小幸
魂が惹かれてふたり巡り会う 遥か昔の記憶をたどり
14
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紹益
私には 過去も未来も ありません 今この時の 逢瀬がすべて
17
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詠み人知らず
幸せが棲んでる気がする暖かな朝日のあたる三角屋根の
15
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浅草大将
散りはてし紅葉も今だ燃ゆるらむけぶる狭霧の谷の深くに
13
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恣翁
ミントゥチの憑きたるごとく 年増女は 女陰を拡げて冠者誘ひけり
15
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みん
「わたし」だと三文字だから仕方なく歌詠むときは「僕っ娘」になる
6
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みやこうまし
賑わえど何故か虚しい空間は モールと言う名の天上桟敷
18
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へし切
ゆく秋の名残りを惜しむ山もみじ華やぐ時は足早に過ぎ
28
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光源氏
もみぢ葉の散りまがひたる小倉山ほのかにうかぶ月ぞかなしき
17
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夢士
紅葉散り走る車窓の枯れすすき仕事帰りの心急かさる
13
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矢車菊
ぼくの手のなかの小鳥がまた一首知らぬ世界へ飛び立っていく
5
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