夢士のお気に入りの歌一覧
あかる
遠つ人松の浜辺に吹く風は我を優しきあの日へ還す
11
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へし切
吾妹子に逢ふ瀬なき世の侘びしけれ枕片去る思ひ寝の夜半
23
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もなca
さわさわと降る雨あわく煙る街みなづきというやさしい響き
27
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詠み人知らず
君を呼ぶ僕の声が届くことなく終わる六月の雨の意地悪
5
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やひろ
五時限目 ベンチに足も投げ出して 梔子匂う中で書を読む
12
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みなま
忽ちに褐変みせる清き白 ホームの祖母を想うくちなし
13
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片井俊二
二番目のボタン外して夏をゆく木立をぬける風を友にし
12
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河のほとり
さみだれに濡れてぞにほふ主知らぬ宿の垣根のあぢさゐの色
7
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美津村
かげろうの揺れて日差しの暑き街曲がり来る車はみな屋根光る
14
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みやこうまし
紫陽花は主役でなくて 背景を彩り歌う バックコーラス
18
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へし切
病む人を治す術なき吾なれど歌により添ふ友となりたし
48
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デラモルテ
空梅雨の仲夏の日差し心地よく新旧続けて五月晴れかな
11
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美津村
ここちよき風に花散る池の辺を嫁入り荷物の車過ぎゆく
16
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美津村
つかの間を晴れたる空の虹低く田舟掉さす農婦は若き
10
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詠み人知らず
京都産ちりめん山椒たっぷりと 白ごはんに盛る至高の弁当
16
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美津村
黒き梢の揺るるが見えて風の音と渓流の音と残照のなか
9
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もなca
満々と水を張る田に山並みののどかに映ればわが街と思う
18
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へし切
現世の誉と恥は影と身と分かちがたきと思ふて生きる
35
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みなま
水張田に番いの鴨のくつろげる番いだという事のたしかさ
14
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芳立
しろたへのブラウス光るわがひとにその色うつせあぢさゐの花
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