詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
一人だけお茶を一気に飲み干せば人の心に影が差したり
17
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幸子
己が影に怯えることのせむかたなし影の一つにあらざりければ
16
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灰色猫
父親が残した庭の棕櫚の木は威風堂々折れずに耐えた
29
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滝川昌之
振り切れるタコメーターとなり土手で台風耐える華奢なコスモス
27
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幸子
一輪に何千という可能性育てつつあり初秋の向日葵
19
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幸子
繊細さ、孤独を固き身の内に閉じ込めてただ立ち尽くしたり
15
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コタロー
秋の夜涼しき蟲の聲を聽きゴミ袋手に暫し佇む
8
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コタロー
秋の夜本のタワーを片附ける枕の横に歌集も置ゐて
8
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滝川昌之
野良でした小さな祠に住み着いて夏の終わりに消えた友猫
25
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滝川昌之
「信濃町」叔父を見舞いに行く度に 五輪会場 積み上がりゆく
20
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へし切
白露に草葉の色もかはりゆく秋はふふめりきちかうの花
19
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横井 信
真夜中のしじまを破る雷光の響き数えて眠りに落ちる
12
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横井 信
朝顔に静かな秋の風が吹き蝶はふわりと僕を飛び越す
11
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ひよこ豆
威勢良く底引き網の解禁日 艶々甘エビたまらず購入
17
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バロンマン
ミナトミライの夜景を望む遊歩道 ミライがどんどん近づいていく
8
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夢士
二歳児の訪ね来たりて吾の時間孫守りと消ゆ老翁の休日
16
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石川順一
薄髭に剃刀立てて微かにも傷が出来れば気分のわろし
11
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へし切
秋風にゆれる姿をかさね見て君が恋しき野の女郎花
24
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バロンマン
深緑、松緑、いや老緑 絵具箱では足りない緑
8
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ひよこ豆
いつの日も顔を合わせば若き日に戻りはしゃいで時間忘れる
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