煩悩のお気に入りの歌一覧
へし切
年明けて何がめでたい老いの坂ひとり上るは淋しきもので
23
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石川順一
誰も居ぬ早朝の道ひた走る車もたまに通るだけなり
12
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石川順一
戸田さんや牧口さんや池田さん創業中興発展完成
8
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石川順一
まゆごもる我にはカイコの記憶なし蛾になる予定もさらさらに無し
17
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へし切
木漏れ日の温もりひとつ肩に落ちかすかに聞こゆ春の足音
24
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滝川昌之
初仕事まだまだ緩い松の内 終わりなき夜を欠伸に変えて
23
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Chico
ボクに似た隙間へとキミ填められて 見送る電車( ボクふえるかも? )
15
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Chico
生きてゆく痛みなのかも あらたよに溢るるひかり なみだなんめり
22
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灰色猫
サラダ菜とドレッシングとが出会う朝ちいさな海の誕生の日です
11
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灰色猫
見たままを写しただけじゃ満たされぬこころ潤す言葉をください
14
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灰色猫
争いの絶えぬ世界に生まれたの白い旗など授からぬまま
12
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灰色猫
百八つこの煩悩を消さないで穢れなければ生きられないよ
12
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滝川昌之
今だって河原を行けばあの頃のきみの背中が僕を導く
18
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滝川昌之
実家から離れた僕に届くのは老犬となるきみの遠吠え
14
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滝川昌之
「可愛い!」と尨毛の尻尾を褒められてすまして歩くきみと僕とで
15
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滝川昌之
リードという絆で僕らは朝晩の河原の四季をめぐり歩いた
10
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滝川昌之
親犬の元を離れて泣いていたあの晩きみと友達になる
10
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へし切
思ひ寝に寝し夜にあれば君が夢 通ふ道辺にはや春の花
23
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灰色猫
剥き出しの十代だった自分へと届けてあげたい歌集があります
16
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灰色猫
感性を言葉に乗せてこれからも自分を裏切り信じてゆくのさ
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