詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
秋風に 打ち遣られぬる灯籠の ゆらゆらと 尾を靡かせて在り
14
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コタロー
曇天も氣にせぬやうな恰好で農夫草むら隱れて作業
5
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横井 信
駅に着く電車の揺れて軋む音 つり革つかむ腕は震える
12
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コタロー
颱風の去りて青空廣がればごみを積み行くごみ蒐集車
7
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バロンマン
通い慣れた図書館の道サルビアが迎えてくれる花言葉は智慧
10
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バロンマン
本を取るパラパラめくるまた戻す隣の人とパントマイムをする
10
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へし切
災害の多き この国 思う時 ひとは無知と無能なるを知る
24
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ひよこ豆
台風一過 秋空と犀川の朝日を映しかがやく水面
14
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へし切
九月に荒れし野分の忘れもの夏の名残の蒸し暑さかな
19
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夢士
次々と畑地にマンション立ち並び虫の音減りて増える子の声
8
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夢士
荒れ狂ふ野分の中で右左土手に咲く花強しコスモス
13
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夢士
列島をあらし過ぎ往くよわの秋思い知らさる自然の猛威
14
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恣翁
秋らしき陽の色を 翅に光らせて 蜻蛉飛び交ふ 午後の往来
19
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恣翁
雨戸打つ 庭のヤツデの葉の音に 外の風雨の烈しさ思はゆ
21
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石川順一
グラウンド整備道具が三カ所に分散して居る何時の間にやら
16
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へし切
悲しきは野分に抗う術もなく ただに鎮もることを 祈るのみ
21
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幸子
新鮮であるほど固いアボカドやキウイはむしろ見切り品がいい
16
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ひよこ豆
ガタガタと家を揺さぶる風の音 不安かき消す子からの電話
19
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KEN
深草の棚田の跡の擬寶珠に行く時を見る里山の道
14
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横井 信
流れ行く雲の速さに顔背け夏の終わりの濡れた白百合
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