煩悩のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
うつくしい人が触った鴇いろの椿のよろこび冬の入り陽さす
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詠み人知らず
花を待ち萼描きてふるへつつ筆のさきより夜はふかまり
14
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滝川昌之
「ガンバレ!」と言う度きしむ親心 黙して寄り添うことができずに
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灰色猫
閉じた目のまつげに積もる雪たちの重さくらいの淡い恋愛
25
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灰色猫
直感と届かぬ夢と少々の存在感で暮らしております
17
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灰色猫
しんしんと雪に埋もれて耐え忍ぶ苺となって春を待ちます
16
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灰色猫
雪庭に笛を奏でる童子あり足跡もなくふつりと消えり
17
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灰色猫
清流の女神を求め上流へロッドケースに夏を詰め込み
14
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へし切
僕は今 終わりなき夜をただ独り 星の明かりを道連れにして
22
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林林
備えよと警告なのか夜半過ぎ少し地面が揺れて止まって
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石川順一
「僧侶」には四人の僧侶がコミカルにかつ真剣に行為のマッス
8
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石川順一
豆菓子は黄な粉風味でココア入りふくらし粉入り乳化剤入り
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石川順一
破られて乾燥材の石灰が瓶に入れられ袋に入れられ
8
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滝川昌之
靴底が冷気を拾う寒の入りコートを何度も合わせ直して
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石川順一
味噌汁の雑炊ニラも少し入り味付けのりを食べる昼かな
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石川順一
白いバラショル兄妹は立ち向かう裁判官は憎むべきもの
11
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灰色猫
洗いたて香り爽やかレタスへと洋風ドレスを着せておきます
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灰色猫
花のでるやさしい銃で撃ちあって死んだ方から歌う約束
15
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灰色猫
粗挽きのペッパーミルでがりがりと君のパスタに恋をふらせる
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灰色猫
サラダ菜へオリーブオイルを回しかけ朝に生み出す夏の地中海
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