詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
煩悩
風呂あがり保湿パックした頬の火照りと痒みが老いを知らせる
8
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へし切
風にゆれ麦のかほりに夏は来ぬ音もかそけき緑の木陰
16
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滝川昌之
うなだれる鯉幟には仲良しの風の怠惰が今日は許せず
24
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詠み人知らず
弄れば早傷みたる桃のごと繊細にして柔なるおぼこ
6
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詠み人知らず
弁解をするも辻褄合わぬ人 言えば言うほどドツボにはまる
11
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石川順一
晴れながら黒雲見ゆる東かな快晴である今日の不思議よ
18
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KEN
夜半の雨若葉爪彈く遠音染み濡れる夢路に君影を追ふ
10
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千映
植栽の剪定に来るという息子恋人が来るそんな気持ちで
10
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煩悩
野ざらしのハイビジョンテレビが映し出す異国の雨の無声映画
7
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石川順一
午前中そして風呂から出た後に仮眠の後の寝汗を憂ふ
10
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幸子
一日の業なし終へて駅降りぬ ふり初むる春の雨と雑踏
14
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横井 信
果てしない時の流れに言の葉を浮かべて運べ電子の雲よ
15
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へし切
風かほる五月の空にこいのぼり夢は大きく雲より高く
16
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滝川昌之
一つずつ拾い集める落ち花は書棚へ戻す春の背表紙
20
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詠み人知らず
夕焼けがおとめの揺らぎの色をなしおかえりなさいを拡げて 僕を
8
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詠み人知らず
あたたかく夕映えひらかれ夜行へのきっぷを貰いに窓へよるわれ
7
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詠み人知らず
きゅうすいののずるがきになるそれよりもけがらわしいものくわえるくせに
9
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煩悩
放射線ガスマスクへと変貌していく花粉マスクで乗り込む原発
5
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千映
無機質な石にもこころあるようなじっと眺めて目鼻口探す
8
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夢士
夏近し天気予報は大嵐我が家は子嵐三連休
13
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