夢士のお気に入りの歌一覧
へし切
渡ろうか此処は丸山思案橋一夜の夢の恋に溺れる
25
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すばる
樹々の影映すグラウンド駆け回る五線譜上の音符のように
17
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秋日好
白花のアガパンサスはすがしくて夜のしじまに月を増幅
8
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みなま
朱鷺色の真綿に眠る蜘蛛の子ら護る母蜘蛛にエールをおくる
7
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恣翁
捨てられて 骨組み晒す船腹に 男の思い切り飛礫打ちけり
18
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ながさき
大宇宙 成住壊空 繰り返す この地球全て このリズム在り
7
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みやこうまし
祇園会に雨の降らずて喜べり 梅雨明けまぎわはらはらさせる
12
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ながさき
幼き日 養子に出され 苦学して小学校の 校長となる
9
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へし切
がんばれと僕には言へぬ病む人の辛さ思へばもうこれ以上
30
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小林道憲
わが村の小道の先に家ありて 青き山々煙立ち行く
26
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速魚
ダウラギリ 不遜なるその生贄を此岸と彼岸の際で待つ
8
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紫草
薄明のしじまに聞こゆかなかなのあやうきところへ誘いし声か
23
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あかる
冴え渡る夜半の月に目覚めれば眠れる吾子も青く照らされ
8
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へし切
此れと言ふ変わりなき日を凡に生く唯それさへも老い身は辛き
24
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小林道憲
峠より開けし平野眺めれば 二筋の川光り輝く
25
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ながさき
神仏に 頼ることとは 異なりて 心の財 磨き鍛えん
14
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あかる
稲の丈歩める鷺の脚隠し碧の水面の白鳥に見ゆ
8
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詠み人知らず
旅し日の思い出ふいに浮かびきて母の気配に気づくこの部屋
14
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紹益
台風が 過ぎ去り夏が 本番に 蝉が鳴き出し 素麺美味い
13
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片井俊二
傘の花咲く街並みの梅雨のころ透明傘に消えゆく昭和
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