金木犀のお気に入りの歌一覧
雪柊
故郷を追われた子供護らずに我が身を守る 公 哀しき
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万陽
「なぜ?なぜ?」と聞く年頃の吾娘は今知識の蜜を 吸う蝶々かな
21
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絮谷新
わたし二十麻藥のやうな戀をして夢見るやうに電車に乘るの
17
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吉野 鮎
石組みの道の邊の梅白き花祕すれど馨る雪つむ朝
9
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吉野 鮎
子のおもにきみが面影ふかくさし外國へ發つ刻を待ちをり
7
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絮谷新
山影は氷室の壁に映されて白き象にぞ似たりけるかな
24
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inosann
久々に会う施設の母この吾を「目で分かりし」と意外な一言
23
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夢士
古稀迎え集ひて語る思い出の学び舎の庭おぼろなりたり
23
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詠み人知らず
人の女を 泣かせて己が幸せに なれると思えず思いもせず
11
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淑乃さと鹿
拒まれて 払われ続けた 私の手 握る誰かを ここで探した
11
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灰色猫
草原を裸足でゆけば草になるもっと歩めば花にもなれる
27
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灰色猫
冷えた手をひとり温める日々の中君の温もりただ恋しくて
25
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藤久崇
事済みし 時の心の 絶えざらば 乱れも出でぬ 世にならましを
21
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リクシアナ
しんしんと雪積む夜の寂しさに君の名呼べば雪はまた舞う
30
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河のほとり
ながむれば入り日さしたる峰々に雪のつもりてしづかなるかな
17
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絮谷新
白雪や椿の花の散ぎて懐紙に載するたまゆら
20
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リクシアナ
非正規の螺子あてがえて稼動するモダンタイムス歯車のあと
28
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詠み人知らず
見上げれば天井がある一昨日も昨日も見上げた天井がある
10
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君丸
散らかった 積み木集めて 言葉組み 想い作りて 重いと思い
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君丸
この広い 宇宙の中の 僕ひとつ 光る星屑 あふれだす君
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