葛城のお気に入りの歌一覧
恣翁
哀しびを湛ふる青に 冬の陽の茜に澱む山浮かぶかな
21
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恣翁
駕籠舁きの杖のみ聴きけむ 冷水の石畳に今 霙降り頻く
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恣翁
裏山の松の葉 清けき望月の光を砕く 霜月の尽
10
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河のほとり
夕間暮れ港も知らぬ島影に漕ぎ隠れゆく遠の釣船
13
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河のほとり
木の葉散り道うづもれて行く秋の足跡あらばとも思ふむなしさ
11
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河のほとり
落ちつもる木の葉にいまだ見る色をしばし名残の秋とながめむ
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ななかまど
堂塔の千年の息しずかなり奈良の都の秋の夕ぐれ
23
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朔夜
銀色の河に北斗の柄杓入れ酌めど飽くなき詩心の珠
18
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さいおん
吾只 一粒乃塩 鯨魚取 公波大海 温溶為母
9
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灰色猫
夜の海を渡るるために天を見ば北斗の星に死兆星あり
10
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音弥
いま誰か急を要すと深更に鳴るサイレンの音を聞きつつ
18
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ななかまど
冬の野に埋もれる言葉このペンのバネの力で押し出してみよ
15
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芳立
息するはかくも難きかぬばたまの夜のかぎりにマスク外しつ
6
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恣翁
続けたる透析治療に それなりの元気を貰ふと 賀状に記す
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