北の民のお気に入りの歌一覧
聴雨
闇のなか水泡と消ゆるわが思ひただ遠白き記憶となりぬ
6
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詩月恵
君のいない初めての夏 川縁の花火がちりり私を焦がす
5
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たんぽぽすずめ。
沈黙を続けていれば傷つけず済むし海より深き愛乞ふ
8
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たんぽぽすずめ。
父はいま子にお刺身を頼むかと磯の香させて笑ってるかも
9
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たんぽぽすずめ。
迷いつつ無駄な小枝を切り落とし作る楓と夏空の隅
21
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たんぽぽすずめ。
揉め事を起こさぬコツは我慢して必要事項をちゃんと伝える
12
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たんぽぽすずめ。
言の葉にならないだけど言の音へ変えて震える人は泣いてる
14
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聴雨
秋立ちぬ白き微かな残り音を消してひとつの季を納むる
6
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聴雨
星消えて月しらみゆく黎明のただうるはしき心とぞ思ふ
7
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聴雨
つゆ草のあをひと色にほの白くけさ結びたる涙ひとつぶ
12
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たんぽぽすずめ。
もうそれは手塚治虫のアニメから出て来た如き篠田麻里子や
8
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たんぽぽすずめ。
幽霊に足など無いが早足しで抜ける秩父の長きトンネル
13
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聴雨
やはらかき記憶の中に聞こえくる茜いろした夕雲のこゑ
7
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聴雨
何もかも受容せむとし流れゆく雲に思ひを重ねて生きむ
7
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たんぽぽすずめ。
小うるさい一匹の蚊にプシュリって押すのも癪でパチンと叩く
6
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たんぽぽすずめ。
人間は真面目すぎると損をしてジョークばかりじゃ相手にされぬ
15
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聴雨
あかねさす紫の蕊残りたる臥した窓よりみゆるアベリア
6
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詩月恵
唇をなぞれば君と同じ音同じ温度の二人になるの
3
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薫智
壊れると思うくらいに胸の奥恋がはじまる音がしていた
13
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薫智
惹かれあう落ちてく僕ら二人にも恋は万有引力のよう
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