御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
うすべに
汗ばんで花を散らせる初夏の風 うすむらさきに染まる山道
12
もっと見る
艸介
悉く散りゆく春や 山桜花さへもはや無垢を脱ぎにし
10
もっと見る
鞘森天十里
青々と息吹眩しき窓の外病棟より見ゆ生命の謳歌
7
もっと見る
横井 信
あぜ道はのびるみどりに覆われて小さく揺れた夏のタンポポ
12
もっと見る
杜鵑草
花に舞ふ蝶の行く方見しのちに空を眺むる我ぞわびしき
11
もっと見る
鞘森天十里
貴方への最後の手紙として記す白き短冊に薄墨滲む
5
もっと見る
ユパ
のんびりと過ごすふりする定年後不安半分平日の午後
9
もっと見る
へし切
味気なき 独り老い身の暮らしにも 何 嬉しかる ご飯が美味しい
12
もっと見る
トウジさん
鶯の擬宝珠をわりて艶容に京むらさきの牡丹の笑ふ
6
もっと見る
茂作
さくら終へ人の心も長閑なり このもかのもに畑打ちの音
13
もっと見る
横井 信
道端にぐっと根を張る雑草に初夏のひかりはしずかに揺れる
10
もっと見る
早乙女ん
春雷に背中を押され傳へたり恋の行方も風に任せん
4
もっと見る
杜鵑草
歌を詠み歌に癒され歌に笑ふ歌に遊べば日日新しき
10
もっと見る
千映2
色恋を抜きにした友語る時六十年も一挙に戻る
6
もっと見る
萱斎院
やまざくら霞にまぎる夢にだに 見もせでさめぬるうたたねの春
9
もっと見る
恣翁
寝穢き吾をなぶれるか 午後の陽の 障子を透す薄明りかな
14
もっと見る
うすべに
あおぎ見る神のつかいにことよせて 春日の森にうねる藤波
10
もっと見る
ななかまど
空は何も言ってはこぬが寝そべりて空に向かって話すことあり
13
もっと見る
かを3
背負うた子に背負われてばかりの昨今で嬉しくもあり寂しくもあり
7
もっと見る
杜鵑草
年経れど残りつるかな在りし日の在りしがままの君が玉章
12
もっと見る
[1]
<<
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
>>
[152]