里香のお気に入りの歌一覧
水仙
波斯の更紗扇子に吹く風は微かに砂の香をも含めり
3
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Aquarius
漆黒の夜空を泳ぐこいのぼり しじまの波をのたりのたりと
2
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飛和
まだ遠い秋を手招きするように蜻蛉模様の扇子をあおぐ
12
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夕夏
むしあつきなつにとぶむしむしできずむしのいどころわがはらのむし
3
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凌霄花
夏枯れの野に出たちぬすすき穂のおいでおいでに誘われてみぬ
11
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灰色猫
太陽に噛みつくように輝きて真っ赤に吼えろブーゲンビリア
11
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ハーコット
そろそろと命の日めくりカレンダーめくる思いで母が生きてる
6
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文目
遠く見た夏の白雲眩しくて目を閉じたふり君の隣で
3
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トウジさん
つまらない世をつまらなく生きている明日の味噌汁具はなににしよ
7
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ハーコット
ぼんやりと惰性でまな板叩いたら千切りキャベツが百切りキャベツ
6
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スガカンタロウ
数日前 根こそぎ取りし 雑草があら憎らしや あちこちに数センチ
4
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ハーコット
魔に負ける弱い自分を認めつつ何度折れてもまた立ち上がる
10
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まつばらりょう
きみは今、暗闇の中もがいてる。憶えているか? 昨日の夢を、
5
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灰色猫
懸命に鳴いては死んだ蝉たちの分だけ空は震えていたね
8
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灯台源美
爪切りの中から出てきたような月満ちても欠けてもあなたはあなた
5
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へし切
秋立てば せめて心にそよ風が吹いてくれぬか 残る夏の日
13
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夕夏
このせかいいつかあなたとであえるとおもいうたえどいまだまみえず
3
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うすべに
夕立の残す宝石きらきらと しおれた草もひととき華やぐ
5
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へし切
そよ風が やさしく頬を撫でるよに 僕に下さい あの夏の恋
11
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ななかまど
九条を変えようとする順風に戦時下を生きし父母想う
13
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