詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
神様になられる方の言の葉が光の息吹でありますように
16
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ながさき
天にまで 届く言の葉 これほどの 愛に溢れて なみだひまなし
10
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幸子
めいっぱい開いて届くオクターブ気持ちはさらに高く昇り行け
14
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夢士
やあ」「よう」と言ひつ互ひに胸元の名前に目やる同期の集ひ
14
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夢士
何処より吾の庵に来し実葛歳月を経て赤き実を成す
12
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夢士
被災地の心も知らで降る雨よせめて静かに大地へ帰れ
12
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夢士
負けてなを称賛の声鳴り止まぬ平尾に届けと拳突き上ぐ
12
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横井 信
水面へと魚を追って舞い上がり川を越えてくアオサギの秋
10
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KEN
おきざりの 恋ふと思ひ 振り向かば 霧雨の奧 朴の散る影
10
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詠み人知らず
秋袷(あはせ)母の針目のこまやかに噐用なまでに心つくして
16
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詠み人知らず
夜の冷えて弓月白き路地通りひびく靴の音家路を急ぐ
16
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横井 信
ベットからまだ薄暗い早朝の空に飛び立つ鳥を見送る
14
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へし切
なつかしき君が香ぞする藤袴 夢の枕に匂ひこそすれ
18
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詠み人知らず
潮騷の砂丘の棚田に稻架高く能登の海鳴り遠ざかりける
16
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コタロー
暗闇の草叢漏れる蟲たちの交響曲を聽けば涼しき
5
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神戸風見鶏
木犀の青き花芽の集ひをり 迷ひの果てに心開けず
20
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神戸風見鶏
道沿ひにたわわに實りし土佐文旦 ナイロンネットの薄ら寂しき
15
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ななかまど
はやばやと釣瓶落としの柳かげ一日つむぎて吾が影と行く
14
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ななかまど
迎え火がほんのり灯るやさしさで父母を待つ初めての盆
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神戸風見鶏
祖父の手と結ぶ童女の聲聞こゆスキップ蹈みつつ「葉っぱが一杯」
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