とはとのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
杖の先くるりきら星輝けばかぼちやの馬車で新嘗祭へ
21
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滝川昌之
日脚伸び 稜線遠く見上げれば 空朱華色 鳥帰りゆく
16
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灰色猫
水無月の囃子を耳で愛でながら荒神山をゆるゆる登る
22
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石川順一
水漬かる菊菜を見ればまな板の上の鍋にはゆで卵二つ
12
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滝川昌之
舎を出でし 友語らひて和み歩の 鈴懸の徑 星が燈らん
5
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滝川昌之
風緩み冬陽集まる軒先の 細眼の猫は吾をも氣づかじ
5
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へし切
鶏頭の花穂を立てて咲き誇る秋津の野辺を色あざやかに
26
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灰色猫
囲碁盤の上で織りなす麗らかな天球儀にも似た石の瞬き
23
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石川順一
すだれからかそけき音を聞き続け飛沫に濡れる大木を見る
12
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詠み人知らず
途絶えなば 赤と青との花散らし とけこむ宙に歌吟じなも
17
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石川順一
青草は紫雲英と共に生える田に蒲公英生える蝶々飛び降り
13
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吉野 鮎
天啓とふあるを知る日の薄ら雲あはひの青空神な月半
21
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灰色猫
コバルトの切子グラスに一輪の儚き花を淑やかに挿す
24
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ラベンダー
さらら吹く 風にたなめく 秋桜に 思い出詰めて 目そらし歩く
11
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滝川昌之
明け方のアケビ色した西空に影絵の鳥が薄月を追う
31
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へし切
暮れかかる山の紅葉も月影のさし入りたれば紫紺に匂ふ
27
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日置鳩子
船小屋の灯りのふっと消え入りて凌霄花の月に屠らる
17
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灰色猫
青春の空へ放ったナイフなら今も額に刺さってますが
25
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へし切
雨降れば色鮮やかにあやめ草あやなき身にも心ときめく
28
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ラベンダー
場所辿る 甘く漂う 香の先の 行き着くものは 橙小花
25
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