詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
只野ハル
晴れてても乾ききらぬと部屋干しに冬の陽射しは優しいけれど
11
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人三昧
バトン手に 最終走者 秋を裂く 刹那の静寂 時間も止まる
10
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藍子
酔っぱらい貴方のミスでこの私ホームで待たされ三時間過ぐ
12
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コタロー
浮かびたる紅葉を流す川の底鯉がゆつくり泳いでをりぬ
5
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吉野 鮎
きみが歌吾裡に燈せしあくがれよ歸りまつ日日育む萠へし戀芽を
15
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滝川昌之
冷え込めばまた深み増す冬紅葉 夜中見つめるストーブのように
26
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千映
遊歩道落ち葉専用ゴミ袋もう樹が要らない合図している
9
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千映
寒くても水を欲しがる花達のご機嫌伺い「いかがでしょうか」
12
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石川順一
ぞんざいに呼び鈴押され開けに行く玄関に居る家族の一人
10
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石川順一
七回忌中々帰らぬ人等居る夕餉を外に食べ行くのか
9
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ラベンダー
微笑んだ 少女手を振る 夕刻の 運河の縁の カモメに向けて
23
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横井 信
駅前で 銀杏並木の 衣替え 電飾まとい もうひと仕事
16
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千野鶴子
餞別に陽を編み込んだマフラーを行く先で君が凍えぬように
6
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へし切
ひそやかに置かれた場所で咲けばいい星が夜空に輝くように
26
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秋日好
楝なく月夜の闇に思うかな別れし袖の隅ぞ目合わせむ
17
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千映
沸騰す湯の音米の炊く音に換気扇まで音の戦地に
9
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詠み人知らず
「犯人は!」 夢路は遠き冬の夜の 推理小説片手に探偵
6
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詠み人知らず
宛名なき手紙へ書かれた幼き字「しいたけはまだ たべられませんか」
9
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夢士
通勤の電車の窓の吾が顔や昼の疲れを持ち帰り行く
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月虹
北風と太陽の季節色づいた街の紅葉の脱皮前夜の
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