詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
千映
実家から米が届くという翁コンビニおにぎり買いに行く日々
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大野 冨士子
地下足袋の鳶の腰には道具入れ 向こうに見える やつらの妻子
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横井 信
穏やかに 踏切しまり 立ち止まる 葉っぱの落ちた 木の傍らで
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千映
火葬場の真っ赤なもみじに迎えられ焼かれた父の骨太かった
13
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コタロー
あれほどに喧しく鳴く鴉等も飽きて夕闇寢ぐらへ歸る
9
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石川順一
存在と時間を思ふ稲荷寿司初冬の雨は少し冷たい
17
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石川順一
ガソリンを入れて来るんだそんなにも時間は経たぬ饅頭食べる
12
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石川順一
種も無く皮ごと食べる葡萄かなキャベツロールをしんみり食べる
13
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石川順一
剥がしたるシールを日記の補助にして会社や品名原材料など
11
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灰色猫
楽園が降臨します猫たちが待ちに待ってたこたつがデビュー
17
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灰色猫
できるだけ鋭い爪で傷つけて別れを告げるきみはシャム猫
18
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灰色猫
永遠を願った王の古墳には刹那に散りゆく花が乱れて
19
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灰色猫
とめどなくあふれる涙そのままにありのままの自分に帰ろう
19
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灰色猫
処女歌集一冊残して旅立った君の居場所を本棚に作る
22
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月虹
儚くて良いと心は理解する時のうつろい映すもみじ葉
28
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詠み人知らず
もみじ葉よ 散りかひくもれ 袖つぎし君 帰りゆく道まがふがに
13
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詠み人知らず
子育ては成功したと思わせたく 傷つけぬよう貼り付けた仮面
15
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詠み人知らず
忌々しく内に思えど 他人から言われたくない身内の悪口
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詠み人知らず
触れられぬ小指で結ぶげんまんに ただ憧れて夢に通へり
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詠み人知らず
絡め合ふげんまんの指いずこにや 夢はまぼろし 醒めなばひとり
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