くららのお気に入りの歌一覧
へし切
月見草やるせなき夜も宵待ちに夢通ふ道に花咲かすかな
28
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たけくらべ
風そよぐ郷の棚田は豊かなり稲の穂波の青々として
23
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リクシアナ
樹木とて限りの年を思うらし主なき庭になる桜桃
25
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リクシアナ
かげぼうし画布に重ねて言葉なくうつろう恋の午後のアトリエ
25
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詠み人知らず
まばたきの早さでわかる君の嘘それが私の秘かな自信
20
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光源氏
よよに降る雨もあらはに飛鳥川心の中もみだれぬるかな
14
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夢士
夏休み窓を開ければ風涼し盆の太鼓の遠くに聞こゆ
18
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へし切
薄藍の空に浮き立つ百日紅 韓紅に 咲きにほふかな
25
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たけくらべ
鬼灯の市に見かけしあくがれの浴衣の君は夏のまぼろし
23
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恣翁
互ひの意 知り 知らるるを畏れけり 想ひ懸けずば 悩まぬものを
16
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千映
お泊りの母送り出しほっとする介護の疲れが睡魔となる朝
13
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リクシアナ
アトリエの流れる時に歪む影君の残したイーゼルの痕
17
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あまつはな
何気なくひねる蛇口の温水に夏の極みのはじまりを知る
9
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たけくらべ
新盆の白提燈の迎へ火におどろおどろと百日紅咲く
21
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光源氏
契り置かば心惑ひのなきものを琴の調べは落ち響きをり
13
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たけくらべ
中天の暈を纏ひし満月に雨をうらなふ夜半の夏かな
16
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めだか
門灯を消すことできず帰り待つ 白提灯がゆれる盆入り
8
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光源氏
しめやかな白川通の石畳雨に散りかふ柳を踏みて
11
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光源氏
裏町の夜咲く花は雨に散る心もとなき夢を求めて
11
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夢士
満月や千切れ流るる梅雨雲の月暈もなく雲間を走る
12
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