大野 冨士子のお気に入りの歌一覧
近江の人
体温計布団すっぽり半日眠ろう一人の時間何より薬
7
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灰色猫
冬の夜の芯より冷えし濡れ髪の君の香りに如月の雪
22
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幸子
人壁をぐいらぐいらと押し分けて女性早くも車内中ほど
8
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へし切
ひたむきに ただ ひたむきに夢を追ふ 君の笑顔に未来がみえる
22
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滝川昌之
目的の品を求めて彷徨えばドン・キホーテという名の迷宮
25
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石川順一
御手洗の水を好まぬ我なれば時折り生じるトラブルがある
13
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コタロー
水仙花道を隔てて黄水仙兄弟のごと見つめあつてる
4
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詠み人知らず
断ち切れぬ下草に転び見あぐれば かくも恋しき空の蒼さよ
13
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もぢずり
孫とよく來たりし公園清らかに刈られてどこかの犬と我のみ
7
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詠み人知らず
たった今気づいてしまったことがある 吾の洋服 後ろ前だわ
11
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林林
白湯を飲み体操をして白湯を飲みご飯を作りまた白湯を飲む
21
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みやこうまし
老い錆びし君の心は分かるけど 歌には年を取らせないよう
11
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夢士
グリーンの大地走りて汗流す如月の空青く爽やか
13
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千映
雪解けて久方振りの散歩するなまった体に慌てふためく
12
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詠み人知らず
うらぶれし彼方の庭に生ひ残る名も知らぬ木の芽吹けるを見ゆ
15
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横井 信
大丈夫 一息ついて 明日がある 雲の隙間に 覗く青空
15
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灰色猫
涙という深い深い水脈で世界はみんなつながりあえるさ
18
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へし切
さびしさに堪へて老い身のひとり居も年ふるごとに弱げませまし
24
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石川順一
いまさらに霜焼っぽい足の指寒も緩めば油断の虫が
12
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詠み人知らず
冷え込めば掛けて重ねて細き身や マットレスへと沈む寝姿
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