大埜真巫子.のお気に入りの歌一覧
ながさき
夕間暮れ 窓辺に立てば 非常ベル 鳴るかのごとく 虫が鳴く也
22
もっと見る
島井うみ
さくらさくら変色したら吐瀉物に見えるね永遠なんてないのだ
3
もっと見る
へし切
鶏頭の花穂を立てて咲き誇る秋津の野辺を色あざやかに
26
もっと見る
ながさき
先哲は 二度の高名 留めたり 「自界叛逆」 「他国侵逼」
5
もっと見る
へし切
蛍舞ふ夏の夕さり愛おしく妹がたましい彷徨ふようで
32
もっと見る
あき
あじさいを派手で綺麗とほめるひと碧い瞳をもつ異邦人
16
もっと見る
あき
冷凍庫あけたわたしを打ちのめす顔のみえないバニラ泥棒
18
もっと見る
あき
想うのも想われるのもくるしくて、すぐにやめたくなってしまうの
13
もっと見る
みやこうまし
朝あけにきじ鳩の声窓の外 一羽の鳴けり電線の上
16
もっと見る
みやこうまし
鰯雲たなびく先に入道雲 控えて立てり夏の終焉
18
もっと見る
みやこうまし
木の側に居たいと思い再開す 御所の散策 夏日の過ぎて
19
もっと見る
みやこうまし
さわさわとピンク振りまき芙蓉花の淀める夏の憂鬱とばす
14
もっと見る
inosann
勝ち負けにこだわるこの世を正すごと空気は等しく吾等を生かす
16
もっと見る
詠伝
その人とのキスに付随する酸っぱさは庭で盗んだ木の実の味だ
10
もっと見る
詠伝
同衾の君は夢にも現れて金色の光で私を包む
11
もっと見る
詠伝
冷ややかな秋雨の夜を明かす蛾は同種の遺骸に何を思うの
9
もっと見る
村上 喬
来るものと行くものたちが交差するスクランブルを夕立が濡らす
23
もっと見る
へし切
時雨ふるつらき浮世の涙とてつかの間見ゆる晴れわたる空
33
もっと見る
灰色猫
来世でも僕は僕で生まれたい 夢が破れる同じ道でも
34
もっと見る
灰色猫
切り裂いた 手首の傷が 疼くたび 綺麗なものが 鋭利に映る
19
もっと見る
[1]
<<
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
>>
[217]