祐鈴のお気に入りの歌一覧
恣翁
異形なる身や 他界への転生を図らむずがに 繭に隠れる
16
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ながさき
星々の 輝く夜は 星々と 今日を語りて 静かに眠る
27
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詠み人知らず
「女には女の都合あるものよ」 その言い方が あたしのコピー
18
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詠み人知らず
あと五分あと三分を眠りたい 布団の中で 液化していい
21
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美津村
軒々に簾のごとく柿吊るし明るき村にも廃屋めだつ
9
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紹益
合格を 柏手を打ち 祈願する 君の笑顔が 見たい一念
18
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みん
「わたし」だと三文字だから仕方なく歌詠むときは「僕っ娘」になる
6
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みなま
黒繻子の長手袋でシャウトする母であり妻であった友達
11
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美津村
ほどほどに老いの身鍛へる運動よバイクの乗り降り日に三百回
7
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おおしまゆきこ
花々の中で黙っている祖母の生前よりもビビッドな頬
10
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村上 喬
失望と希望の間の空間で体育座りで君を待ってる
13
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へし切
冬の空見上げば月が輝いて吾も独りと微笑み返す
26
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村上 喬
「キスの後唇拭う癖がある」なんて言えない 「招くな、誤解」
8
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みなま
「帰りたい」つぶやく祖母に応えむと徒労かさねる迷い道の夢
10
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月虹
何時もより早く目覚めた液晶に添い寝している君の恋歌
26
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雪路
自転車をふたつ並べて漕いでゆく昔わたしも着てたセーラー
16
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雪路
若さとは淋しいという漱石の真意を母に尋ねた若さ
10
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へし切
忸怩たる内の思ひを空に書き深呼吸して吹き飛ばせたら
25
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すばる
呼び出したくせになかなか言い出せずバニラアイスも溶けてしまった
15
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詠み人知らず
十数年ただの一度も言われない いい家族だね 仕合せでしょう?
10
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