しづくのお気に入りの歌一覧
かぐら
くれないの花燃えており原野から銀のピアスを拾いし詩人
6
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木綿
海中の珊瑚の色に気を取られ息を忘れるまるで初恋
5
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木綿
左耳のかたちを今も思い出す斜め後ろの席だったから
33
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木綿
左へも右へも行けず上へ行く力もなくて布団にもぐる
7
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聴雨
おぼろげな菜花に雨に心入りておもむろにゆく春の別れ路
11
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詠み人知らず
とんとんと仔の背をたたく母の手は 荒れて乾いてなお美しい
29
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魚住 蓮奈
心臓はどこでしょうかとヤフオクの迷路さまようブリキの男
8
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佐々一竹
武蔵野の雑木林を縫いながら少年少女恋知らぬころ
6
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あそびくも
思ひぐさ夢だに出でよ現には枯れるさだめの縁しとあらば
13
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あそびくも
広間にて子を呼び飴や蜜柑やら福を捲いてた鬼役の父
13
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あそびくも
あまつ花ふる世に解くひとひらは一期のなみだ残し消えゆく
15
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只野ハル
今日の雨赤い傘だよ見えますか雲の上から見えているよね
3
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詠み人知らず
薄紅のカーディガンを買ったのはキューズモールが春だったから
10
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只野ハル
濡れていた止まない雨はないけれど傘を失くしたひとりの夜更け
8
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聴雨
生かされることを厭ふて味をみて香をきく心をあたためた人
5
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ねこめ
てのひらが互いのにおいになるほどに二人ぴたりとくっついていた
3
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詠み人知らず
TULLYSの大きな窓に暮れなずむ空を漂うクジラ型雲
11
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あき
やわらかく舞い降りてくる牡丹雪 遠くはかるく近くはおもく
26
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魚住 蓮奈
六弦が月の光を響かせてややうしなわれる表面張力
2
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詠み人知らず
爪の上ピンクの花や銀の星初のネイルに心ときめく
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