石川順一のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
水流と 木漏れ日隱れる 夏の日よ 紫陽花寺の 小さな庵で
10
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芳立
あなたにはなにもなけれど少年の旅へいざなふ白南風の空
7
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詠み人知らず
打ち水をした傍から抜けてゆく彼のたましいも此のたましいも
4
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詠み人知らず
まやかしの窓にうつった左手の薬指には月の粉が舞う
5
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へし切
大雨の所も分かず降り頻けばいづくも埋む堪へ難きかな
23
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詠み人知らず
鯉の尾が 水面を叩く 蓮池の 臥龍の上で 地の息を聽く
8
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大野 冨士子
職場まで45分の空白に ココロの隙間 埋めてください
40
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千葉 甫
逝ってから空き家となった家の庭に今年もカンナの花の輝く
5
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西村 由佳里
掃除機とモップのあとはぞうきんをくるくるくるくる汗かきながら
7
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kingface
この星は戦ひ飢ゑの断たざるも今の日本のとわにあらまし
5
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kingface
汗ばみて街のゆらめく夏の日は冷珈琲(れいこー)氷カラン鳴らしむ
5
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滝川昌之
コンビニで用もないのにウロウロと汗をしずめてバス停へ出る
23
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あゆか
中庭のブルーベリーが色づけばさえずり絶えぬ鳥の社交場
13
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あゆか
一つだけゴーヤの種の芽が出ない冬眠中か流されたのか
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新座の迷い人
父歌い おぼろげながら 思いだし 「さすらいの唄」 聞きて涙す
8
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大野 冨士子
冷房の温度戦争オフィスでは 女子が圧勝 みんな冷え症
41
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新座の迷い人
暮れ行て 十六夜月を 待ちに待ち きっと見れるよ 今宵の月を
7
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中野美雄
重荷おふイエルサレムの晴れわたる空によろこびとかなしみけふも
5
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中野美雄
人棲まぬ庭にかみの遊べるか火垂るぶくろの數多ゆれをり
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なかしぃ卿
美を護る箱と書かれたゴミ箱は人の憂いを受け止め病みぬ
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