夢士のお気に入りの歌一覧
河のほとり
浅茅生の我家の庭におとづれて人や来つるとまがふ秋風
9
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河のほとり
花すすき夕べほのかに見る里は遠きふもとのともしびの影
9
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へし切
折りて見ばつれなくこぼる秋萩のこころも知らで恋風ぞ吹く
23
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都詩
深海に住むとふ魚の歌声を耳すませ聴くあぶくの中に
10
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都詩
口すぼめ時には舌を突き出してみどりごは開く青きその目を
14
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美津村
鈴鹿峰にわき立つ夕焼けの雲見れば遠きお山の噴火を想う
13
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美津村
吊り橋はわずかに揺れて風寒く河原を野猿の母子過ぎゆく
9
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美津村
夕焼けの伊吹の峰を次々に越えくる雲は紅の色
13
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詠伝
金木犀 北限過ぎしこの地にてあひ見えざるまぼろしの香
13
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みやこうまし
コスモは淋しい人を知っていて 一緒に踊ろうと仲間に誘う
17
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詠み人知らず
血の河をわたるがごとく蝶が舞う何処につづく曼珠紗華の赤
18
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詠み人知らず
台風の過ぎるを待ちて穂を伏せる稲穂に風の悪戯の痕
14
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みなま
陽の色のヴェールを不意にかぶされて息詰まるごと木犀匂ふ
14
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みなま
木犀の香りの境界膜破りオレンジいろの空気に浸る
4
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ふきのとう
沿線に今を盛りの秋桜は秋の日差しに日ごと色濃く
14
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芳立
あかり満ちる廟街をゆく 自由しかないまちなのと君は笑つた
6
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芳立
善し悪しとたれか知るらむあしびきの山うごききと史ただ書く
8
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芳立
朝まだき庭に路べにおく露のわが涙にも君の行くとは
8
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片井俊二
秋風に静かにゆれるコスモスは遠きメキシコより渡りきて
5
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片井俊二
過ぎ去りし夏の二人の写真にも秋は近づく木立を染めて
6
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