夢士のお気に入りの歌一覧
光源氏
をしどりは私心を捨てて添ふるのみただありのまま水面に遊びて
9
もっと見る
みやこうまし
手のとどく程の高さの椋の実を食みて偲べり少学の頃
13
もっと見る
光源氏
待つ宵になどや悲しき虫のこゑちりりちりりと花にたとへて
12
もっと見る
紫草
降る雨を身に呼び寄せて泣く女の湿りて長いため息を聞く
15
もっと見る
光源氏
寒き夜の身に染む酒を飲みながら君待つ宿で思ひ暮らせり
7
もっと見る
みやこうまし
木犀の花の命は短くて 散りては描く金箔の渦
16
もっと見る
都詩
ホノルルの雨空の果ての一点に白く輝く雲現れぬ
11
もっと見る
詠み人知らず
集団で遊ぶ子供がいなくなり 後に消え去る近所づきあい
10
もっと見る
秋日好
通り雨幕の向こうに輝くは秋陽を浴びたドーバー海峡
11
もっと見る
月虹
突き抜けてしまえ広がる青空のもっと向こうへ二年目の恋
26
もっと見る
美津村
手術室を出でくる妻を我は待つ和英の聖書置かれし部屋に
11
もっと見る
美津村
柿あまた吊るし干したる軒の下油匂う手に小切手を貰う
4
もっと見る
みなま
きっとまた金木犀の香るころ思い出すでしょ 忘れられっこ
7
もっと見る
恣翁
鳶の舞ふ秋空映す池の上に 跳ね躍りたる魚ぞ可笑しき
14
もっと見る
ながさき
生命ある 全ての人の 平等と 尊厳を説く 妙法華経は
8
もっと見る
只野ハル
両親寝かせ食卓にパソコン広げて始めるわたしの時間
12
もっと見る
光源氏
あながちに移ろふさまをながむより心に宿る色をこそ思へ
15
もっと見る
紹益
衣替え 早冬服を 着こなして 凛々しく進む 君に恋する
14
もっと見る
デラモルテ
蟲の音の日毎に濃やかになりにけり秋晴れ續く穩やかな日々
6
もっと見る
河のほとり
はかなさにいかに佛を頼みけむ浦の嶋子の老いたるが後
7
もっと見る
[1]
<<
1289
|
1290
|
1291
|
1292
|
1293
|
1294
|
1295
|
1296
|
1297
|
1298
|
1299
>>
[1488]