石川順一のお気に入りの歌一覧
まあさ
線香を あげて私は 亡き母へ 一方的に 話続ける
25
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紫草
きらきらと揺れる水面をかきわけて戻りたいのはわたしの居場所
21
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詠み人知らず
ガーゴイル広場に集まりエンジェルはセーヌに沈む今日に手をふる
4
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詠み人知らず
赤銅のたくましき腕にしがみつき父と繰り出す初めての海
9
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関山里桜
あの人の薦めた本を読み耽り気づけば縹色の暁
7
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大野 冨士子
せんべいも毎日手入れされていた 陽の匂いする 布団にころり
115
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へし切
うなりあげ走る重機のがんばりもそこには君の居場所はないと
20
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むらさか
各駅に停車しながら生きている さっき大阪 今はむらさか
6
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蔓葵
このごろはもの思ふ袖の寂しきに音のみ時雨の蝉のはごろも
7
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kingface
ただ一人母と過ごしし弟は病に臥せりああ無常なる
6
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千葉 甫
じりじりと時間の灼けている真昼取り落としたる硬貨の光る
5
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kingface
千年の災禍を越えて伝はるる祇園祭や今ぞ囃さむ
5
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詠み人知らず
算数が数学となる狭間にて身長2センチ伸びたるを知る
28
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西村 由佳里
大空に汗の滴がとけてゆく羽根を広げたちょうちょのように
7
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滝川昌之
「シミッタレ!」色褪せかけた紫陽花はつれない空にうなだれてゆく
19
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藍子
炎天下注ぐ陽射しに負けそうな傘に隠れた僅かな日陰
19
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あゆか
貫之でレポート書いてうたのわで短歌読んでるテスト直前
14
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あゆか
ばあちゃんが大活字本読んでいるページをめくるときだけ動く
9
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あゆか
塩飴をリュックに入れてママと行く夏の公園 鉄棒が好き
18
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山崎ふゆ彦
絶滅の収容所の夢醒めゐても死はそこにあり頭うごかぬ
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