夢士のお気に入りの歌一覧
松本直哉
飛びうせしテニスボールをひろはむと草むらふかくばつた群れとぶ
6
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十薬
紅葉より早き心の移ろひに落葉待たず去にし人は
5
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十薬
主無き狭庭に散りし紅葉かな柿食う百舌鳥の声ぞ悲しき
8
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十薬
春風がこぶし散らせし浅川の固くかわすや若桜かな
4
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村上 喬
来るものと行くものたちが交差するスクランブルを夕立が濡らす
23
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村上 喬
夕暮れの陽射しの中に浮遊する数多の記憶はおぼろげとなる
11
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みなま
気もそぞろ呆けし我を咎めもせず枯れ萎れおる薔薇こそあわれ
13
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恣翁
放牧の牛は鴉の集ふがに 鷺は胡蝶の飛ぶがに見えたり
18
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芳立
きたれりとみれば去にけり九重の花もあやめの香ももみぢ葉も
6
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都詩
「ラブ」で終わるメールが孫から来る事を母は話せり会う人ごとに
20
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詠み人知らず
朝靄につつまれ匂う木犀に心模様も虚ろになりて
6
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詠み人知らず
橙にいちめん染める木犀は名残りの香り庭に散り敷く
11
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片井俊二
遅れきて十月に咲く向日葵に夏を抱いて枯れてゆく友
6
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へし切
惚けぬも歳重ねなば頑なに積みたることの知恵も活かせず
15
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へし切
木犀の夜のしじまに香り立つ音なくこぼる秋を寂しむ
22
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へし切
言い訳にもはや使へぬ「想定外」苦し紛れの「そんなレベルさ」
13
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河のほとり
萩花の色移すとはなけれども野を吹きわたる風ぞ身にしむ
7
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みなま
前線が近づいてるね頭重くだるいのおしてギボウシを伐る
6
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香月
うつろふもさやかに揺れし面影にほのかにかほる妹し想ひも
7
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芳立
よそものの身ゆゑ偲べり深圳の岸より見えしコロニーの旗
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