煩悩のお気に入りの歌一覧
コタロー
薄野が線路の脇を何處までも列車の音と風に搖れてる
10
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滝川昌之
寒耐える桜木ひとり一人ごとその花ひらけセンター入試
19
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詠み人知らず
ひと度は姿を消すもまた見え白のチョークで今も危機書く
11
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詠み人知らず
八重に咲く花の匂ひはこもごもと人の行方の殘り香を聞く
19
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灰色猫
野良として生きゆくことが出来ぬ世で絶たれる命の声も封され
23
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灰色猫
白味噌と赤味噌とが出会う朝ふたりの記念を歩きましょうね
13
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灰色猫
雪の夜に耳を塞げば煮えたぎるマグマのような静かな鼓動
18
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灰色猫
淡海のみなと屯すゆりかもめ春待つ白きつばさ休めて
19
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灰色猫
薦を着て誰人います貧しさの野辺に微笑む花の新春
17
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石川順一
好みたる蕪村の菜飯が気にかかる選句の忘れも思ひ出したり
14
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石川順一
どんどの火空を焦がして燃え上がる七草がゆや独楽回しなど
21
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滝川昌之
保健室 右往左往の寒の内 学級閉鎖の噂が走る
18
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詠み人知らず
初夏の泣き笑いして待っている咲きのこる花の揺れる香のなか
11
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詠み人知らず
またひとつ夏をおとして振り返る笑顔にわたる冬の川かぜ
11
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詠み人知らず
懸命に共にたたらを踏みしめた夏の形見の黒土を集む
10
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詠み人知らず
ファン回るかんきの音をかき混ぜてひとは味噌漬け一つ取り出す
9
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詠み人知らず
世にとおる さんじゅういち の声聞かば春は薦着てきみをまつらん
12
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へし切
夕されば千鳥しば啼く冬の海 冴ゆる白波み雪降りつる
22
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へし切
こがらしの果ては静かな冬の海なぎたる沖の夕波千鳥
23
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灰色猫
熱々のロールキャベツを食べたなら草食男子を卒業しなさい
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