ラベンダーのお気に入りの歌一覧
己利善慮鬼
今痛む胸の何処かに住んでいるあの日隣で笑った君が
9
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夢士
山里に在りてミンミン法師蝉ひぐらし入りて混成合唱
16
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児島白汀
何事を語るともなく居酒屋で 一人飲む酒古稀の歯に凍む
11
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児島白汀
紫陽花は雨に愁いの香を移し 過ぎ行く時を静かに想う
7
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児島白汀
人は皆縁起の網に包まれて 過去の因果を背負いて生きたり
8
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児島白汀
嵯峨野往き松風吹けばいにしえの ゆかしき人の琴の音想ふ
6
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石川順一
晩秋の風邪蘇る症状は熱のある体鼻水流れ
12
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千映
歩行器で漸く歩ける母の今踏みたい駄々こね足踏みミシン
13
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千映
ディサービスメイクのボラで喜ばれ吾の一曲で顔がほころぶ
12
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あゆか
「背を高くするため海に行きます」と出かけていった 宿題放置
12
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滝川昌之
どう見ても不衛生だと昼間には思う屋台も宵闇くれば
24
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海原 真生
最近の 倦怠感は何処からか 夏にバテたか 君にバテたか
4
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灰色猫
孤独という蝋燭ひとつのゆらめきが星を動かす力であること
26
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灰色猫
この赤い車椅子の名はフェニックス外科病棟じゃ無敵なんだぜ
23
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灰色猫
かーちゃん痛いかーちゃん痛いと真夜中に痰を吸われる翁は嘆き
19
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灰色猫
さらわれて魔女におなかを割かれたの言葉の点滴打たれているの
19
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新座の迷い人
八十二坂 転がり出して 思うには 我の寿命は 幾年持つか?
10
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詠み人知らず
焚きもせず漬てもせで 身を清めては 夏の夜とて 風受け寝たり
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詠み人知らず
ふくらみゆ 広ごる涼ぞ心地よき 暑さ凌ぎに一役買ふべし
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詠み人知らず
地下鉄が屋根より上を走るのは 東京メトロ丸の内線
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