夢士のお気に入りの歌一覧
へし切
我が背を標とせよと凛と生くたぎる血潮に恥じるものなき
16
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由縁
だれよりも君を想う証なる 川のみなもにあかり連なる
3
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すばる
人ならぬ物が恋した罪ならば泡と消えても悔やみはしない
14
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詠み人知らず
後悔をしても元には戻れないチャンスは一度あの日に消えた
13
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河のほとり
秋風は君が答へとなけれども声さびしくて露ぞ散りたる
9
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ふきのとう
ようやくに扇風機らをしまい終え広がる部屋に冷気のありて
6
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詠み人知らず
新米の炊き上がり待つ家族たち 神妙にして 猫は爪とぐ
20
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紹益
大臣を 辞任したとて 許されぬ 代議士辞めて 罪を償え
16
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詠み人知らず
飛びて来ぬ 数羽の鳩が 囲みたり 地をついばみて 女児は動かじ
4
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詠み人知らず
紅葉の 五重塔を スケッチする人それぞれの 絵の具の色か
4
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詠み人知らず
れんげの輪 メダルのように 首にさげ田植えの前の 子らの収穫
7
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美津村
午前二時勤めに出づるわが音を目醒めぬふりして妻の知るらし
9
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速魚
失なってぽっかり空いた洞穴は歪んだ時の留まるところ
12
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速魚
雪兎 溶けほどかれて南天の実の目の赤の残る妖しさ
15
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速魚
呼ぶ風にふと振り向けば狂い咲く赤い躑躅の一輪の揺れ
12
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秋日好
久々に畑に出れば雑草の中のロゼッタ大根の株
12
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詠み人知らず
ベランダの端から端へ満開の 布団の花が わたしの誇り
16
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すばる
憎まれる道をきちんと選ぶこと それが最後に出来る優しさ
15
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香月
朝ぼらけ伸びゆく陰のさやけさに今日のよろこび祈り手逢わせむ
6
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香月
さやけくとかほり高来て君が横さにつらふ吾も弧悲し微笑みも
4
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