夢士のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
表札の二つ並びぬ門柱の奥の自転車、さまざまなりや
3
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只野ハル
オキザリスピンクの花弁小春日の午後に開いて荒れ庭覆う
16
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半格斎
酒宴をも包み込むかなしづしづと夜のとばりの今降り終るかな
7
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半格斎
去りしあと増して膨らむさみしさを いかで忘らむ孫らとの時間
15
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半格斎
あき立つと云へど風情のまづしけれ ただひたすらに雨の調べよ
7
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半格斎
十和田湖の岸に小波や冴えわたり秋よ秋やと繰り返し來ぬ
5
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半格斎
木漏れ日に葉々、朱、黄の彩 湖の蒼 時間は祕かに冬待ち顏か
8
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みやこうまし
青空の奥に魅入らる 深淵とう永遠の命のそこに宿るや
11
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ながさき
つれづれに つづく坂道 遠けれど 共に励まし 共々に征かなん
13
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詠み人知らず
音もなく白い小石にこゆるぎの 急ぎ散り敷く秋明菊
4
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ながさき
偉大なる 久遠元初の 法則を 学び究めん 生ある限り
12
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詠み人知らず
水嵩の増したる川の急流を避けて浅瀬に群れおる鯉が
12
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浅草大将
かつ結びかつは消えゆくうたかたのあはの名をしも世には残さず
14
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浅草大将
妻とひて喘ぎさまよふ小牡鹿に水のめぐみのなど癒しなる
13
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浅草大将
うち払ふ紅葉のいかで惜しからむ都のいろにそまの袖には
8
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浅草大将
寄る浪にかかる紅葉の一ひらはしづが錦の多摩のたづくり
9
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秋日好
この僕を動かせるのは君だけと告げる墨跡あなたの署名
10
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みやこうまし
御所の庭親子のつれが団栗をひろいて遊ぶ 世間を離れ
12
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恣翁
白皙の面に 思春期を偲ばせて 億劫さうに 黒目瞬く
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詠み人知らず
雑草のなかにも目をひく花ありてされど哀しや愛でられもせず
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