煩悩のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
冬の日に一言おこたり我が机教室の外に出され孤立し
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詠み人知らず
「お前がな一番役に立たない」と体育のおんな教師は吐きて
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詠み人知らず
虐めからかばいし子の口翌朝より愉しげに我を蔑み捨てり
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詠み人知らず
集会で賞を得し読書感想文書くも檀上のぼれず仕舞い
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灰色猫
涙でも遺灰でもなく海原が飲み込んだは悔しさでした
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灰色猫
たけのこやお前もいつか門松に立派に祝賀を果たしにおゆき
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灰色猫
言の葉に心抉られ傷跡を癒やすもやはり言葉でしょうか
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灰色猫
風となりぼくはあなたを守りたい勇気をくれたその微笑みを
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灰色猫
深海で傘をたたんで浴びてますマリンスノーの白き癒やしを
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石川順一
家庭内付けっぱなしが多すぎて電気を消してエアコンを消す
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石川順一
工事中道は途切れてしまいけり高架をなくし坂なくすため
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石川順一
川の土手自生か人為か分からねど意外と水仙咲き誇りけり
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石川順一
外出ると意外と寒く凩や工事現場を見学して居る
9
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石川順一
感覚は当てにならない舌の先口内炎の出来る部位かな
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滝川昌之
復唱の語尾跳ね上がるアルバイト マニュアルの笑みにアドリブはない
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へし切
泡雪の消ぬべきものを吾が恋の君がこころに結びこめては
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灰色猫
マシュマロと名前をつけてあげましたときどき鋭いその肉球に
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灰色猫
数枚の処方箋から零れてる救いとしての命の文字列
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灰色猫
恋なんて淡雪みたい儚いね一緒に枯れゆく花になろうね
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灰色猫
沢山のお魚たちのお弔い鱗の雲が焼かれてゆくの
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